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初心者でも簡単!freeeで請求書を発行する方法と注意点

「クライアントに請求書を出してください」と言われたものの、
「請求書ってどうやって作るの?」「源泉徴収って入れるの?」と悩む人、多いのではないでしょうか。

私もフリーランスとして仕事を始めたばかりのころ、
freee(フリー)で請求書を作る際に、**「源泉徴収を入れるべきかどうか」**で混乱した経験があります。

この記事では、
✅ freeeを使った請求書の作り方
✅ 源泉徴収の入れ方・入れないケースの違い
✅ 会社登記(法人化)後はどう変わるのか

を初心者でもわかるように、やさしく解説します。



① 結論:freeeなら請求書発行は3分で完了!ただし「源泉徴収の有無」は要確認!

結論から言うと、
freeeを使えば、誰でも3分で請求書を作成できます。

ただし、注意が必要なのが
▶ フリーランス(個人事業主)の場合:源泉徴収を「入れる」ことが多い
▶ 法人(会社登記後)の場合:源泉徴収を「入れない」

という違いです。

この判断を誤ると、
・クライアントとの金額認識がズレる
・確定申告の計算が複雑になる
といったトラブルにつながるため、ここを最初に押さえておきましょう。


② 理由・背景:そもそも「源泉徴収」とは?

💡源泉徴収とは?

「支払う側(クライアント)が、報酬の一部をあらかじめ税金として天引きして、代わりに税務署へ納める制度」のことです。

たとえばライター・デザイナー・動画編集者などの報酬には、
10.21%(所得税+復興特別所得税)が源泉徴収されるのが一般的です。


💼 個人事業主(フリーランス)の場合

基本的に、クライアントが源泉徴収を行い、
あなたが受け取る金額は「報酬の90%前後」となります。

例:
報酬額 100,000円
源泉徴収額 10,210円
→ 請求書に「源泉徴収税額」を記載し、請求総額は 100,000円 のままOK


🏢 法人(会社登記)した場合

法人には源泉徴収が原則 不要 です。
会社として登記した時点で、クライアントからの支払いは「満額振込」となります。

👉 このため、freeeで請求書を作るときも
「源泉徴収を入れない」設定に変更する必要があります。


③ 具体的な方法:freeeでの請求書作成手順

ここからは、freee(会計freeeまたは開業freee)を使った実際の流れを紹介します。


Step1:請求書の作成画面を開く

  1. freeeにログイン
  2. メニューの「取引」→「請求書」を選択
  3. 「+新しい請求書を作成」をクリック

Step2:基本情報を入力

  • 請求先(クライアント名・住所)
  • 請求日・支払期日
  • 請求番号(自動で生成OK)
  • 振込先口座情報(初回のみ登録)

Step3:品目と金額を入力

例:

品目数量単価金額
デザイン制作費1¥50,000¥50,000

Step4:源泉徴収を設定(個人事業主の場合)

  1. 「控除・割引」欄をクリック
  2. 「源泉所得税」を選択
  3. 金額(自動で10.21%が反映)を確認

→ このとき、「請求総額」はあくまで 税込金額 を記載し、
 実際の入金額は「控除後」になる点に注意しましょう。


Step5:PDF出力またはメール送付

  • 「PDFダウンロード」で請求書を保存
  • または「メールで送信」ボタンでクライアントに直接送付可能

👉 freeeならロゴ入りテンプレートや印影付きデザインも選べるので、
 見た目にもプロっぽい請求書が簡単に作れます。


④ 体験談:私が迷った「源泉徴収、入れる?入れない?」問題

私自身、フリーランスとして活動を始めた当初、
デザイン制作の請求書を出すときに源泉徴収をどうするかで迷いました。

最初のクライアントは個人事業主だったため、
「源泉徴収はクライアント側で対応します」と言われ、請求書に源泉税を入れずに提出。

しかし次の企業クライアントでは、
「源泉徴収を記載してください」と指示があり、
freeeで慌てて「源泉所得税を控除」設定に切り替えることに。


📘 ここで学んだこと

  • クライアントによって対応が異なる(個人事業主か法人かで違う)
  • 「支払報酬に源泉徴収を含めるか」は契約時点で確認すべき
  • 登記して法人化したら、freeeの設定を変更する

🚀 起業したあとの違い

会社登記後は「源泉徴収なし」に完全切り替え。
そのため、freeeの設定で「控除を0円」にしておくのがポイントです。

法人になるとクライアント側も源泉徴収を行わないため、
報酬金額がそのまま振り込まれ、事務処理がぐっとラクになります。


⑤ まとめ+次の行動導線(CTA)


💬まとめ

状況源泉徴収の有無freeeでの設定
フリーランス・個人事業主原則あり(10.21%)「控除欄」に源泉所得税を入力
法人(会社登記後)不要控除なしで請求書作成

freeeを使えば、請求書作成・管理・送信まですべてオンラインで完結。
クライアントごとに源泉徴収を設定しておくことで、毎回の手間も省けます。