ダイアモンドの価値観が変わる映画。blood diamond
高値で売られるダイアモンドの産地であるアフリカでは貴重な資源を追い求め民族間の争いが絶えない。
目を背けたくなるような現実に基づく映画。ようやくは下記。
アフリカ・シエラレオネの内戦(1991年 – 2002年)での、「ブラッド・ダイヤモンド(紛争の資金調達のため不法に取引される、いわゆる紛争ダイヤモンド)」を巡るサスペンス。
wikipedia
アフリカのシエラレオネ共和国で、3人の男女が運命的な出逢いを果たす。元傭兵のダイヤ密売人アーチャー(ディカプリオ)、反政府軍RUFの襲撃によって家族と引き裂かれたソロモン(フンスー)、そして、紛争ダイヤモンドの真実を暴こうとするジャーナリストのマディー(コネリー)。すべてはソロモンが闇ダイヤの採掘場で大粒のピンク・ダイヤを発見することから始まる。ひとりはそのダイヤの利益で救いのない暗黒大陸から抜け出そうとし、ひとりは引き裂かれた家族を取り戻そうとし、ひとりは真実を記事にするための動かぬ“証拠”を求める。
アフリカ地域紛争で武器調達の資金源として不法取引される“ブラッド・ダイヤモンド”。そのひとつのダイヤに託された、全く異なる3つの願い。アフリカが現在もなお抱える問題を絶大なリアリティで力強く描き、物語は感動的なラストへと向かっていく―。
Warner Bros
なぜ黒人が黒人を殺さないといけないのか。
映画の中で家族から離された黒人家族の父ソロモンが、ディカプリオ演じる白人のディーラーアーチャーと逃げる中でつぶやいた言葉。
この言葉ってそもそも別の人種が殺し合いをしている絶望的な世界っていう前提があってその中で同じ人種である黒人同士は助け合うべきだという、絶望の中でも叶わない救いみたいな気がしてなんとも言えない悲しさが込み上げてくる
実の父親に銃口を向ける息子
RUFに攫われ洗脳されおそらく散々人殺しをさせられてその憎しみを家族、主に父親に負けさせられていた息子。敵を倒したと思った矢先無表情で父親に銃口を向ける小学生くらいの男の子。心を失い父親であれどRUF以外の人には銃を向けるようにプログラミングされたような描写で見ながら涙を流さずにはいられなかった。
純粋な子供であるが故に心を失う様を見るのは苦しい。
映画ではソロモンが息子をゆっくりと諭し息子の心はお父さんの元に戻ってきたが、実際の状況だと本当に実の家族を殺してしまう子供も少なくはなさそう。
みんなが欲しいから価格が高騰して、それを仕入れたい人が悪いことをしてみたいな悪循環。
一生にひとつを買う気持ちで買う人が多い中でお金を積んでしまうのはわかるけど
究極taylor swiftのpaper ring の歌詞でもあるように愛情の印なんて本当は紙きれでも良くてダイアモンドにしてしまわなくてもいいかもなって思った。
結婚する時はダイアモンドのリングっていう固定概念がある中でその選択をするのって抵抗感があるのも事実やけどなあ。