シェイプオブウォーター。
2018年に公開されてアカデミーで評価されてて、たまたまprimeで見つけたから見てみた。
初見だと正直良さがあんまりわからんかった。けどこの解説している人のnoteを見るとなるほどー!と思うことが多くて、もう一回見返したくなった。(その人の記事のリンクは一番下に。)
ストーリーは耳は聞こえるけど話せない障害を持つ女性が謎の海の半魚人?と恋に落ちる話。
現実離れしたファンタジーなお話ではあるんやけど、メインキャスト以外に表現される黒人差別や、LGBTQ差別の描写がとってもリアル。
解説してる人の記事に書いてあったんやけど、人間はどうしても目を背けたくなるような現実がある上でファンタジー、幻想に逃げるって書いてて確かにそうやなあと。。
私が解説を読んでもう一回見たいなと思ったポイントは言葉で表現されなかった小道具とかカメラワーク、配色でのメッセージ。
途中メインキャストのイライザが赤い靴を履いて幸せそうにしてるシーンがあるんやけど、どうも印象的に写してて後から調べたら、愛を赤で表現してて、緑を理性とか規律を表現してるらしい。めちゃくちゃ深い。
あと、イライザが離せない理由が彼女は人魚姫だからっていう考察もすき。
幼い頃に足と引き換えに声を失って陸に来たけど、その時につけられた傷が首の傷で最後のエラとして呼吸できるっていう展開に繋がるのは素敵やったなあ。
ただ、半魚人が猫を食べてしまうシーンがあるんやけどその後から2人の関係性が進展するっていうのがどうも理解はできへんかった、、
タイトルシェイプオブウォーターっていうのは形のないもの。形のないものとの愛の話ということでとってもアーティスティックではあったかなあと